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おっさんのロックンロールな日記

音楽は愛
 2018年の仕事が,全て終わりました。最後は,倒れこむようにゴールインした印象です。まぁ,よく完走したものです。仕事ではストレスの多かった1年(その分,飛躍出来たとも思えるが)とも言えるし,仕事以外では色々とイイ事も続いたと言えるんじゃないでしょうか。何も,不満は,アリマセン(不満を言ったら,バチが当る)。課題は,アリマスヨ。それも,イッパイ。当たり前か。何も課題が残らない1年なんて,ありえないものな。


 通勤電車で,本を1冊,読み終えました。湯川れい子さん(以下,湯川さん)の,「音楽は愛」という半生記です。こういうのって,ジャンルは,何になるんでしょうね。多分,ノン・フィクションだろうな。違っていたら,スミマセン(笑)。さて,これまでにもう,湯川さんの本は,何冊か読んだコトがアリマス。音楽評論等に関する部分ついては,今回が最も薄いんじゃないかな。別の側面のほうが,クローズ・アップされていたという印象です。


 湯川さん,2018年現在で,82歳というコトで,先ずそこに驚かされました。1936年の早生まれで,いらっしゃるのです。つまり,1935年組と同期で,ノムさん(野村克也さん)や長嶋茂雄さんと同じなワケです。何という若さだろう。松本伊代さん(僕と同じ歳)が,デビュー曲の「センチメンタル・ジャーニー」で,「伊代はまだ16だっからぁ」と歌っていましたが,作詞をした,湯川さんは,あの時,45歳くらいだったのだなぁ。


 音楽評論家というイメージが強かったものですから,作詞家としての側面が大いに書かれているのも,今回は面白かったです。1980年代当時から,僕は,作詞家・湯川さんには注目していたもの。だって,松本伊代さんの「センチメンタル・ジャーニー」,「ラヴ・ミー・テンダー」,ザ・シャネルズの「ランナウェイ」とオールディーズと同じタイトルのヒット曲がイッパイありましたからね。また,エミー・ジャクスンの「涙の太陽」も,湯川さんの作詞だったのですね。


 湯川さんとミック


 そして,御自身の音楽活動も!! 鳩山幸さん,細川佳代子さん,下村満子さんと共にコーラス・グループ「スワンシスターズ」を結成し,歌っていらっしゃるそうな(何と,ファースト・レイディが2人もいるじゃないか)。また,亀渕友香さんをコーチとしたゴスペル・グループ「東京女声合唱団」を結成して,こちらでも歌っていらっしゃる。何て,素晴らしいコトでしょう。本当に80代とは,思えません。全く,大したものだと思います。


 何と言っても,その行動力に驚かされます。その行動力を呼び起こしているのは,健康でいらっしゃるというコトなのですよ。よく歩かれるそうですね。歩くというのは,大切なコトなのでしょうね。そして,気が若い。これも,大事みたい。今のヒット曲だって,当たり前のように聴いていらっしゃるなんて,僕には信じられない。僕なんて,オアシスやニルヴァーナですら,ヒット・チャートにいた頃を知らないよ。既に,ヒット・チャートと,縁を切っていた(笑)。


 それから,社会活動ね。反核運動なんか,非常に盛んでいらっしゃいます。1980年代中期から,芥川也寸志さんが会長を務める「反核・日本の音楽家たち」という会に所属[していたそうな。環境問題や反戦平和運動といったヴォランティア活動も積極的に行っているそうですね。あとは,「九条の会」に,「意見広告7人の会」に,「中央教育審議会」に,ってね。そうそう,音楽学校の校長先生もしていらしたなぁ。驚くばかり,です。


 社会活動に熱心なのは,その背景に兄上のコトがあるようです。一番上の兄上を,戦争で亡くしていらっしゃるのですね。兄上が口笛で吹いていらっしゃったメロディ「入江の午後」,僕も聴いてみようかと思います。いやぁ,まぁ,何にしても,健康に気を付けて,「行動を起こさなきゃ」って,思いました。「忙しい」とは言わないようにしているし(だって言い訳っぽいでしょ),ダルがってはイナイ「つもり」なのですけれどね。



 湯川さんとポール



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